OngaRoger ' S diary

くすりつこ 挑戦。

今野和義氏という登山家が残した言葉

人生とは、長く生きることも素晴らしいが、それだけではない。いかに生きたかということがもっとも重要ではないだろうか。

  風雪の谷川岳コップ状岩壁に、そしてあのマイナス40度という極寒のグランドジョラス北壁の11日間にわたる激しい登攀の時 僕は正直にそうおもった。
死ぬのは、いやだ、俺は生きたいとう祈りにも似た生への執着を抱き、太陽のきらめく山稜を夢み、そして太陽のぬくもりを願望した。

 人間は死に直面した時、初めて生きることの素晴らしさを知る。認識のない行動は無に等しい。万物は認識した時に初めてその価値を見出す」

 「岩と雪」より
イメージ 1